5/3に群馬県の榛名湖に行ってきました。特筆すべきは榛名湖の長閑さです。ゴールデンウィークの最中であるにもかかわらず、喧噪とは全く無縁で、ただ湖があり、スワンボートが浮かんでいて、行楽客がそぞろ歩きしています。うるさいBGMなし、貸しボートの客引きもなし、ありがちな【なんとか祭り】もやっていないし、風情台無しののぼりもたっていません。山桜と青空と榛名山と榛名湖のコラボに本当に癒されました。 今回の一番の目的はかんたろうくんの馬車に乗ることでした。かんたろうくんは湖畔のとて馬車を引くとってもイケメンのお馬さんです。13年前に北海道からやってきてずっと榛名湖で馬車を引いているそうです。馬体はぴかぴかに手入れされていて可愛い飾りもつけてもらって、とても大切に可愛がられていることが一目でわかります。 素晴らしいのは、かんたろうくんがちゃんと自分のお仕事をして、稼いでいるところです。決して無理やり馬車を引かされているのではありません。御者のおじさんの合図で上手にUターンで歩き出し、車道の車やバイクに決して動じる事なく、湖畔を歩いていきます。蹄の音が心地いいです。Uターンで元の場所に戻るまで20分程、ばーんと大きい綺麗なかんたろうくんのお尻も堪能できます。戻ると必ず美味しいおやつを2個もらって食べます。かんたろうくんの表情を見ていると、穏やかで幸せそうで、この仕事を誇りをもってやっているんだなと思えます。そうでなければ、乗せてもらっている方がこんなに幸せな気持ちにはなれないですからね。 榛名湖に行く機会がありましたら、是非かんたろうくんに会いに行ってください。 隣の駐車場では引馬での乗馬体験もやっていました。引退競走馬を引き取って個人で飼っている方たちが、休みに日に連れてきて行っているそうで、ここにも自分で稼ぐお馬さんたちがいました。一般の人がもっと馬と触れ合える機会が増えて、お馬さんの仕事が増えるといいなと思います。
大河ドラマの【鎌倉殿の十三人】を毎週楽しみにしています。騎馬武者が登場すると全集中で視ています。画面の端っこで物見をしてる馬がいたり、落ち着きがなくて画面から見切れて行ってしまう馬がいたりで楽しいです。...
国指定重要無形文化財「相馬野馬追」の南相馬市に行ってきました。「相馬野馬追」では約400騎の騎馬武者が甲冑をまとい、太刀を帯し、先祖伝来の旗指物を風になびかせながら威風堂々にして豪華絢爛な時代絵巻を繰り広げるという、馬好き、戦国好きにはもう堪らないお祭りです。祭事は7月の最終週に行われるのですが、コロナの影響でここ2年は御省略の形式で執り行われ、観覧することはできませんでした。今年こそはと今回は下見してきた次第です。 出陣式が行われる中村神社にお参りし、お行列の通り道や、神旗争奪戦の行われる雲雀ヶ原祭場地などを念入りに下見をした後、小高神社に向かいました。小高神社では祭りの最終日に「野馬懸」が行われます。「野馬懸」は、騎馬武者が荒ぶる裸馬を素手で捕らえ神前に奉納する儀式で、絵馬の起源とも言われています。 お参りした後、御朱印をいただいたのですが、そこに「御神水(おみだらし)」300円という張り紙がありました。受付の方に聞いたところ、境内の湧き水に浸した和紙に馬の印判を押したものだそうです。昔戦いで大けがを負った時にこの御神水をかけるとたちまち治ったと言われており、身体の痛いところをこの和紙でさすると早く治るとの事です。もちろん買わせていただきました。和紙はすっかり乾ききっており、いつまでご利益が続くのか判断つきかねますが、乗馬の後、腰をさすったり、股関節にあてたりして大活躍しております。