建設キャリアアップシステムの代行申請を行政書士が行えるようになります。
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、建設技能者の処遇改善を目的として構築されたものであり、建設業の事業者と技能者をデータベース化してICカードにより仕事履歴を蓄積する仕組みです。2019年に運用が開始されました。
これまで行政書士は、このCCUSへの申請業務を、建設事業者である依頼人から依頼を受けて、依頼人の代わりに代理申請を行っていました。2022年2月からは、希望する行政書士事務所、行政書士法人に限りCCUS事業者登録を行うことが認められ、行政書士によるCCUS代行申請が可能となります。
CCUSに事業者登録をした行政書士は、代行申請を行うための所定の講習を受講し、建設業振興基金のHPの名簿リストに「CCUS登録行政書士」として掲載されます。行政書士の事業者登録は2/1から受付が開始され、オンライン講習が3月に開講、名簿への掲載は4月になるようです。
国交省は2024年4月までにすべての技能者の登録完了を目指すことを発表していますので、今後CCUSの普及もどんどん加速していくと思われます。私も早速明日、事業者登録の申請をしようと思っていますので、建設事業者の皆様は建設キャリアアップシステムへのお早めの事業者登録をご検討ください。