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在留資格のオンライン申請

 本日より在留申請オンラインシステムの対象範囲が拡大されました。今までは、オンラインシステムを利用できるのは、所属機関の職員や弁護士・行政書士や登録支援機関職員などに限られていましたが、本日から外国人本人や法定代理人及び親族も利用できるようになりました。

 行政書士は今までもオンライン申請が可能でしたが、所属機関ごとに利用申出が必要で、複数のIDとPWを管理する必要があり、はっきり言って使い勝手が悪かったです。しかし、今日からは利用者登録をすると即時でIDが付与され、外国人からの依頼でも、所属機関からの依頼でも、ひとつのIDでオンライン申請ができます。もう、入管の窓口に何時間も並ぶ必要はありません。これってすごい進歩です。

 早速オンライン申請をやってみました。利用者情報登録すると本当に即時、メールでURの連絡がきました。ログインしてパスワードを設定すると、間もなく認証IDがメールで付与されました。

 オンラインシステムのメニュー画面は、外国人にもわかるように漢字にフリガナがふってありますが、外国語での案内はありません。試しに1件申請してみましたが、変なエラーが出ることもなく、サクサクと申請完了しました。「申請受付完了のお知らせ」メールもちゃんと届き安心です。これで入管の窓口混雑はだいぶ解消されるのではないでしょうか。

 ただし、外国人本人がオンライン申請をするためには、マイナンバーカード、パソコン(スマホは対応不可)、ICカードリーダライタ、JPKIクライアントソフトが必要となっており、少々ハードルが高そうです。昨日までe-taxでの確定申告に四苦八苦した身としましては、利便性向上を謳うならもう少しシンプルな仕様にできなかったものかと思います。